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2025.03.09

「場づくり」で街と人をつなぐ ~食のアーティスト・ ソウダルアさん

iU近隣では、最近注目のアーティストが活動しています。そのひとりが、近年、墨田区京島にも活動の場を広げた、気鋭の『食』のアーティスト、ソウダルアさんです。その名のインパクトに驚く方も多いかもしれませんが、実はこれ、本名なんです。漢字で書くと「寒田留亜」。その独自の感性は、アートと食を融合させた活動を通じて、多くの人々を魅了しています。

墨田区京島の古民家「トリップ」に活動拠点

iUからほど近いキラキラ橘商店街の一角にある古民家「トリップ」。ここを活動拠点とするルアさんは、墨田区京島の持つ独特の魅力に心惹かれています。下町情緒あふれる商店街や公園、銭湯が点在する一方、アーティストやクリエイターが集まりギャラリーやカフェ、陶器屋などを営むこの町は、懐かしさと新しさが共存する不思議な空間です。

毎年10月に開催される「すみだ向島エキスポ2024」では総合プロデューサーを務め、商店街の食材を活用したフードインスタレーションを通じて地域住民と深い交流を築きました。地元の温かみを込めた一皿で、食とアートの力が織りなす新しい地域の魅力を発信しています。

「すみだ向島エキスポ2024」オープニング・商店街の素材のみで「祝いの食卓」


ルアさんは、「食」を通じて新しい芸術の形を模索する唯一無双のアーティストです。彼のフードインスタレーションは、単なる食事の楽しみを超え、参加者と一体となる特別な体験を提供します。その背景には、SDGsやスピリチュアルな価値観があり、食を通じて人と人、地域と地域をつなぐ活動を展開。全国各地を巡り、その土地ならではの素材や風土、歴史を料理で表現する取り組みを続けています。

ウクライナでの活動と「美味しい」に込めた願い


2022年には戦地ウクライナを訪れ、「美味しい」を通じて心の安らぎを届ける活動を行いました。現地の素材に日本の出汁や味噌を取り入れた料理は、両国の架け橋としての願いが込められています。特に、ウクライナの伝統料理「キーウ風チキン」を白味噌や椎茸出汁で再構築した一品は、文化の融合を象徴するものでした。帰り際には、子どもたちに折り紙やカラーペンをプレゼントし、料理だけでなく文化的な交流も図る温かな活動を展開。「美味しいに国境はない」という言葉どおり、食を通じて境界を超えたつながりを生み出しました。

東京での大規模フードインスタレーション

2023年11月、東京駅八重洲口の「グランルーフ」で、22メートルに及ぶフードインスタレーションを開催。「東京が食べられる森になる」というテーマで、都会と自然の共存を感じさせる食卓を実現しました。テーブルに生け花を飾り、東京の自然を象徴する食材を使った料理を提供。この場で、未来の東京について語り合う参加者の姿は、食卓が一つの寓話となる特別な空間を作り上げました。「これが東京で屋外に作れる最初で最後の形かもしれません」と語るルアさんの挑戦は、来場者に大きな感動を与え、大成功を収めました。

“おいしい”で広がる絆――地域を超えて新しい人々が集う場所

ルアさんの言葉には常に強いメッセージがあります。「アートや音楽でつなぐ人もいる。俺は『おいしい』で、人と人、地域と人をつなぐ。今足りないのは“つなぐ人”。つなぐ人がいないと、どちらも衰退していく」。料理を通じて人々をつなぐ「つなぐ人」として、彼の活動はその大切さを教えてくれます。

メディアで注目を集めながら、新たな挑戦を続けるルアさん。食の持つ無限の可能性を探り、その魅力を次世代に伝えたいという思いは、これからも多くの人々の心に響いていくでしょう。

トリップ: 東京都墨田区京島3-22-11 


この記事の執筆者
株式会社MediAlpha

株式会社MediAlphaは、東京都墨田区のiU 情報経営イノベーション専門職大学に本社を置き、メディア事業、イベントプロデュース事業、価値創造事業を展開。2023年11月には、革新的なアートを展示する「i Museum」をiU内にオープン。2024年9月には、初の主催イベント「千本桜展」を開催。当HUB PLUSはiU 情報経営イノベーション専門職大学の協力の元、初のオウンドメディアとしてリリース。

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