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2025.01.13 2025.01.18

mixi2が示す、SNSの新たな潮流 – コミュニティの再発見

2024年、日本のSNS界に新たな風が吹き込んできました。かつて日本最大のSNSとして知られたmixiが、約15年ぶりに大規模なリニューアルを実施。「mixi2」として生まれ変わりました。動きは、SNS疲れが叫ばれる現代において、新たなソーシャルメディアの可能性について話をしていきます。

mixi2が提供する機能 – 懐かしさと新しさの融合

mixi2では、「マイミク」や「足あと」といった、往年のmixiユーザーにとってなじみ深い機能はなく、現代のSNSユーザーのニーズに応える新機能を多数搭載しています。 特筆すべきは「コミュニティ2.0」機能です。これは従来のコミュニティ機能を進化させ、より柔軟な話題設定や、リアルタイムでのコミュニケーションを可能にしています。

また、プライバシー設定も大幅に強化され、投稿の公開範囲をより細かく設定できるようになりました。これは、オープンすぎるSNSに疲れたユーザーの声に応える形となっています。

新興SNSの5年間の変遷 – プライバシーとコミュニティの重要性

2020年以降、SNS界では大きな変化が起きています。TikTokの台頭により短尺動画が主流となる一方で、BeRealのような「等身大の自分」を共有するSNSも人気を集めました。また、Discordに代表されるように、クローズドなコミュニティでのコミュニケーションを重視するプラットフォームが支持を集めています。この流れは、「完璧な自分」を演出する従来のSNSから、より自然な形でのコミュニケーションを求める傾向への変化を示しているとも考えられます。

mixi2の設計思想 – 「心地よいつながり」の追求

mixi2の特徴的な点は、この5年間のSNSトレンドを踏まえつつ、独自の方向性を打ち出していることです。特に注目すべきは「選べるつながり方」という考え方です。ユーザーは自分の気分や状況に応じて、どれくらいのソーシャル性を求めるか選択できます。

というのも、近年のXやInstagramは個人の情報に合わせてパーソナライズされたタイムラインが作られていきますがMixi2はそうではありません。

自分の好きな話題のコミュニティを自分で探して参加できます。例えば、アニメが好きな人は「アニメ」、料理が好きな人は「料理」というように、自分の興味のあるコミュニティを見つけられます。

これは、SNSによる「情報の押し付け」に疲れたユーザーへの配慮とも言えるものだと思います。

今後への期待 – デジタル時代の新しいコミュニティのかたち

mixi2の今後の展開として、以下の点に期待が集まります。まず、オフラインとオンラインの融合です。コミュニティを通じて形成された関係性を、実際の交流へとつなげていく機能の拡充が期待されます。

また、若年層向けのコンテンツ展開も注目ポイントです。Z世代やα世代が求める、より直感的なコミュニケーション手段の導入も検討されているとされています。

さらに、メタバースやAIなど、最新テクノロジーとの連携も期待されます。ただし、これらは「つながり」を補完する手段として位置づけられ、人と人との関係性を主軸とする設計思想は維持されるでしょう。

SNS疲れが社会課題となる中、mixi2の挑戦は、デジタル時代における「心地よいつながり方」のヒントを私たちに示してくれていることに期待をしています。

この記事の執筆者
瓜生雄羽

2002年生まれ 桐朋高校よりN高等学校に編入。 高校を卒業後、配信などの業務アシスタントを経て、フリーランスのカメラマンとして活動。 2022年のiUに入学し、翌年2023年に株式会社MediAlphaをCMOとして立ち上げ。現在は同社にてクリエイティブディレクターとしても活動している。

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